こんにちは!
今回は誰もが一度は夢見て気になるであろう、「バズる!投稿の作り方」について解説していきます。

そもそもアカウントがバズるのは偶然ではなく、インスタのアルゴリズムの評価基準によってバズるアカウントが作れるかどうか?が決まってきます。

この記事ではInstagramのアルゴリズムから見た、バズる投稿の作り方について解説していきます。

バズる投稿とは?

現在はブログやネットで簡単に情報を取れるようになり、今まで以上にモノやサービス単体だけでの差別化で売上を上げるのが困難になりました。

その為、少し前に流行っていた投稿のテンプレ―トも今ではありふれたものとなってしまっています。

コンテンツ・サービス以前の問題で、どんな人が発信しているか?が問われています。

オサライになりますが、そもそも見込み客からフォローしてもらう為の流れは

①発見タブ(orハッシュタグ検索)で見つけてもらう
②フィードやリールから興味を持ってもらう(自分にとって有益だと思ってもらう)
③プロフィールを読んでもらう
④ストーリーやハイライトを見てもらい信用してもらう

①~④の流れを経てフォローに繋がります。

これを見てそんなにする事があるのか…と思うかもしれませんが、全て重要であり、これだけキッチリやっているアカウントはあまりないです。

逆を言えば中々出来ないからこそ、他との差別化が際立ち、ライバルと差をつけることが出来ます。

「バズる投稿の作り方」は①~④のフェーズで②の部分を担当しますが、フォローされるまでのキッカケづくりの為の重要なフェーズになるのでしっかり見ていきましょう。

保存される投稿の作り方

バズる投稿となるには、インスタグラムのアルゴリズムの観点からも、保存される投稿になる事が重要になります。

では、保存される投稿とは何なのか??それが
①ニーズではなくジョブ起点で作る
②独自の価値を投稿に落とし込む
③心理的変化ではなく行動変化を促す

の3つになります。

①ニーズではなくジョブ起点で作る

「ニーズ」という言葉を聞いた事があっても「ジョブ」という言葉は初めて聞く…!という方は多いと思います。

「ジョブ」とは一言でいうと「具体的な困りごと」の事を指します。

「ニーズ」とは「欲求」を意味し、「おしゃれがしたい」「おいしいものを食べたい」など、潜在的なものを示します。

この「ニーズ」に対して答える為に「おしゃれになる方法」「美味しい食べ物の紹介」などといった投稿を作ってしまいがちですが、これだとターゲットが明確になっておらず、”ありきたりな投稿”が出来上がるだけとなります。

マーケティングとは、ユーザーの心をどれだけ掴む事が出来るか?が重要で、ターゲットを絞る事がとても重要になります。

●「ニーズ」と「ジョブ」の違い①

「ニーズ」=広く・常に発生している
「ジョブ」=ある特定の状況で発生する具体的な困りごと

●「ニーズ」と「ジョブ」の違い②

「ニーズ」=今すぐに解決しなくていい、緊急性が無いもの

「ジョブ」=今すぐに解決したい、緊急性があるもの

「ニーズ」と「ジョブ」の違いを分かりやすく分けると、上記の様になります。

例えば…
A:『美肌になる為の条件5選』
B:『ニキビを2日で治した方法5選』

だと、Bが「ジョブ」を起点としたテーマになりますよね?

『美肌』というのは人によって、定義が異なるので漠然としてる一方、『二日で治す』は例えば直近でデートを控えていれば緊急性が高い問題=「ジョブ」となるのです。

そしてその解決策として、その投稿が役立つ内容であれば、後から見返したいと思い、投稿を保存するというアクションに繋がります。

自分が投稿を保存する時をイメージして欲しいのですが、保存するという行為は「後でその投稿を見返す可能性が高い」「その内容を後で実行するという行動の前倒し」になります。

ですので投稿は、ターゲットユーザーを意識して、有益性だと感じてもらう事が重要になる訳です。

②独自の価値を投稿に落とし込む

①が完了したら、次に考えるべきことは「オリジナリティ」になります。

冒頭で述べたように、情報が溢れてしまっている現代において、情報だけの発信は差別化に繋がりません。

そこで大事になるのが「オリジナリティ」ですが、具体的にどうすればオリジナリティを出せるのでしょうか?

「オリジナリティ」とは一般的に ”斬新さ” "独創性” "本物であること”を意味しますが、ここでは"本物であること"にフォーカスします。

というのも”斬新さ” "独創性” はアカウントのコンセプト設計で行うものだからです。

インスタグラムにおいて、現在のユーザーが求めているものは『生の声・信用』そのものになります。

生の声を中心とした「独自の価値」を投稿に組み込まなければ、そもそもその投稿をわざわざ選んで保存する理由が無くなります

そうした事を踏まえて「生の声」「本物であること」を前面に出した情報発信が重要です。

【例】
「新社会人になったら始めるべき3つの積み立て投資」
「私の太ももが1週間で細くなったエクササイズ」

↑この様に、経験したからこそ分かった情報は「本物らしさ」が生まれます。

③心理的変化ではなく行動変化を促す

ジョブ起点の際にも話したように、ユーザーは「今すぐどうにかしたい!」という時に情報を保存します。

ですので、例えば…
●「副業のメリット5選!」
●「起業に失敗する人の特徴5選!」などは心理的変化だけで、「あぁそういうものなのね…」と読むだけで、具体的な行動には結びつきませんよね?

よく見かける投稿でもあり、気を付けたいテーマの一つになります。

「迷ったらこれでOK」「まずこの3つから選ぼう!」といった、具体的に行動を促すような文言を意識して投稿を作成するようにしてみましょう。

【例①】

「ひらがなを使う」「1行24文字までにする」…など、後から行動しなくてはいけない内容・情報が詰め込まれているのが分かります。

【例②】

他にも↑この様に有益だけど情報が詰まっている(文字量が多くなくデザインもまとまっていて読みやすい)投稿は、かなり高い確率で保存されます。

是非、やってみましょう。

バズる投稿を作る9STEP

さて、ここまででバズる投稿の考え方については分かったと思いますが、問題になるのは『どうやって具体的に作るのか?』ということ。

ここからは先述した3つのポイントを抑えた投稿が完成するまでの9STEPをご紹介していきます。

【バズる投稿を作る9STEP】
STEP1:リサーチ&投稿決め
STEP2:ペルソナを具体的に決める
STEP3:考えている事を言語化する
STEP4:困りごとを1つに決める
STEP5:困りごとを具体的に分解する
STEP6:困りごとの解決策を洗い出す
STEP7:解決策のフォーマットを決定する
STEP8:6つの構成要素と文章表現を使いこなす
STEP9:デザインや言葉選びを調整する

なお、これらのSTEPの内容はこちらのドキュメントシートで箇条書きにまとめています。
ご自身で投稿を作成する際には、シートをコピーするなどして活用されると良いでしょう。

【バズる投稿を作る9STEP】
バズる投稿を作る9STEP

STEP1:リサーチ&投稿決め

まずは発信したいジャンルで、ユーザーが求めている情報は何かを見つけていきます。
そのための情報取得は
①本やブログ記事の目次を見る
③SNS系の情報から探す
③N=1のオリジナルデータを探す
の3つの方法があります。

①本やブログ記事の目次を見る

情報が混雑してる現代において、少しでもユーザーの目に届くように、プロの出版編集者・ブロガーはしのぎを削って文を推敲しています。

その為、雑誌や本のタイトル・目次を参考にするのはとても有効的な方法の一つと言えます。

あまり古すぎるものでなければ、ブックオフ等の中古雑誌等購入してみるのも良いでしょう。

②SNS系の情報から探す

SNSでの発信は②とは少し毛色が異なり、SNSだからこそのキーワードを使っていたりもします。

本や新聞、テレビなどとは違った内容や表現のテイストがSNSには存在していて、その「SNSっぽさ」も重要になります。

その「SNSっぽさ」を真似る為に参考にしたいのが
●YOUTUBEのサムネイル
●バズっているSNSを見る
の2つの方法になります。

ここで見つけた情報は自分でスプレッドシートにまとめていかれるのも良いでしょう。

③N=1のコンテンツを探す

N=1とは、実際にその問題で悩んでいる生の声を聞く・という事になります。

生の声を獲得する方法は
●インタビュー/アンケートを行う
●Yahoo知恵袋を見る
●ストーリーズの質問BOXで聞く
などの内容があります。

インタビュー・アンケートは中々ハードルが高い!…と感じる人にオススメしたいのが「リサーチリサーチ」というサイト。ここでリサーチ会社の結果を検索(リサーチ)することが出来ます。

非常に参考になるので、こちらも併せて使てみましょう。

さて、ここまできて、投稿の発信内容が固まったら次に行うのが「ペルソナの明確化」です。

STEP2:ペルソナを具体的に決める

「ペルソナ」と「ターゲット」の違いは何か?という質問を頂きますが、簡単に言えば「ターゲット」の中からより絞ったものが「ペルソナ」になります。

「ターゲット」が新社会人であれば「ペルソナ」は男性で年収300万円企業で一人暮らしで…といった具合です。実際に存在するような人物像が「ペルソナ」と思って頂ければ結構です。

因みにアカウント設計時にも「ペルソナ」は決めていると思いますが、投稿での「ペルソナ」はそのアカウントで決めた範囲の中での「ペルソナ」設計となります。

つまり、より具体的な「ペルソナ」設計が必要になる訳で、ヒントになるのが下記の9種類のペルソナ属性です。
ぺルソナ①:自分の問題に気付いていない
ぺルソナ②:対策の必要性は感じてるが、一時的なもので、いつか解決すると思っている
ぺルソナ③:いつか解決するとは思っていないが、何も手を打っていない
ぺルソナ④:対策を検討しているが情報不足
ぺルソナ⑤:対策を検討して詳しい状況
ぺルソナ⑥:実際に対策の手を打ち始めた
ぺルソナ⑦:既にお気に入りの解決策を見つけて満足している
ぺルソナ⑧:お気に入りの解決策はあるが「他にもっと良いのは無いか?」と思っている
ぺルソナ⑨:色々使ったが結局満足するのは無かった

と、言うように、①⇒⑨に進むにつれペルソナのレベルが上がっていくイメージです。

分かりやすい様に、「ニキビのある女性」を例に出してみましょう。
ぺルソナ①:ニキビを放置する事の問題に気付いていない
ぺルソナ②:ニキビは何とかしたいが、いつか治ると思っている
ぺルソナ③:ニキビ対策の必要性は感じてるが、何もケアしていない
ぺルソナ④:対策を検討しているが情報不足
ぺルソナ⑤:ニキビ対策の商品・ケア対策方法は良く知っている
ぺルソナ⑥:実際にケアを行っている
ぺルソナ⑦:ケアをしているし、特に問題も感じていない
ぺルソナ⑧:「他にもっと良い方法があるのでは?」と感じる
ぺルソナ⑨:色々試したけど、満足する結果ではない

と言った感じです。

STEP3:考えている事を言語化する

STEP2でペルソナの属性が見えてきたら、普段どんな事を考えているかをペルソナの日常生活をイメージしながら書き出していきます。

ポイントは「普段どんな生活をしているか?」「普段どんな情報に触れているか」「どんなタイミングで投稿を見るか」を書き出してみる事です。

ここでも「ニキビのある女性」を例に出してみましょう

●普段どんな生活をしているか?
L普段使っている言葉はどんな言葉か?
例)「めんどくさい」「明日やろう」
L普段どんな人と喋っているか?
例)同性(女性)の人としか喋らない
L日常の中で優先度が高いのは何か?
例)常に仕事優先
Lいつもは何に歓び、何を嫌がるのか?
例)夜のテレビをボーっと見る(歓び)、いつの間にか部屋が散らかっている(嫌)

●普段どんな情報に触れるか?
Lペルソナにとって当たり前の情報は何か?
例)大手の流すCMの情報
Lペルソナにとって新しい情報は何か?
例)InstagramのBefore/After投稿やストーリ投稿
Lよく参照するメディア
例)Instagram

●どんなタイミングで投稿を見るか?
STEP1で洗い出したテーマを、ペルソナがどんな時に考えるのかをイメージしていきます。
Lどんなシーンでそのテーマについて考えるか?
例)休みの日に、朝ゆっくり起きて、鏡を見る時
LInstagramを見るのはどんな時か?
例)ボーっとテレビを見てるとき、テレビを見ながら。
LInstagramに求める情報はどんな情報か?
例)ズボラな自分でもスグに(10秒とか)出来そうなケア方法

この様にペルソナの日常を書き出していくと、作成する投稿の方向性が見えてきます。

大事なのは、実際にメモでもPCでも良いので書いてみる事になります。

STEP4:困りごとをひとつに決める

ここまでで出来たら次に「ジョブ」を見極めるフェーズに入ってきます。

①行動に結びつきにくい内容になってないか
②ニッチすぎる「ジョブ」になっていないか
③「ジョブ」がありきたりになっていないか

を確認しながら作成に入ります。

行き詰ったらSTEP3に戻って「ジョブ」を探しなおしたり、解決策を秀逸なものに推敲したりする方法があります。

解決策を秀逸なものに…と言われて困ったら「具体性を上げる」「属性を変えて変化を与える」事を意識すると良いです。

【例】
「具体性を上げる」
100円で出来るニキビ対策
10秒で出来るニキビ対策

「属性を変えて変化を与える」
ズボラOLでも出来るニキビ対策
デート前日に出来る寝る前ニキビ対策     など。

ジョブが決まってきたら、次に最適な表現方法を見つけるフェーズになります。

STEP5:困りごとを具体的に分解する

STEP4で選んだ「ジョブ」をどの様にして表現するか?ですが、これには5つのパターンがあります。それが次にあげる5つです。
①「○○の仕方系」
Lやり方そのものを解説したもの
例)寝る前のニキビケアの方法
②「STEP・手順・攻略系」
L初めての方に分かりやすく紹介したもの
例)ニキビクリームを塗る前の手順
③「網羅系」
L全体像を冒頭で紹介しながらも、情報量が多いもの
例)ニキビケアにオススメな商品10選
④「比較・診断・ランキング」
例)ニキビ対策の「Before/After」
⑤「○○とは?解決系」
例)そもそもニキビが出来る原因とは?

ここで「ニキビは気になるけどケアに対して面倒くささを感じてるズボラさん」に対して発信する場合は、出来るだけライトな見せ方をする必要があります。

その為、手順を追って分かりやすく表現する必要があるので②「STEP・手順・攻略系」の投稿構成で進んでいけば良いのが分かります。

勿論、例外となるパターンがあるので一概に全てをこの5つに合わせる事は出来ませんが、これで投稿作成の効率が良くなります。

次に、この提案方法を起点に、このズボラさんがニキビ改善を行うにあたって困る観点は何かを書き出します。

・そもそも自分はその解決策をやるべきなのか?
・解決策を行う事でどんな良い事がある?逆にやらないとどんな最悪な未来がある?
・その解決策は自分でも簡単に出来ることなのか?
・解決策を実行する為に何から始めればよいか?
・今日から何をし始めたら良いのか?

この様に書き出した結果出来上がる投稿コンテンツは

コンテンツ全体:簡単に出来るニキビケアを4STEPで解説
4ステップ・・・①用意する道具 ②塗るタイミング ③塗る順番 ④塗り終わった後のケア

といった感じになります。

STEP6:困りごとの解決策を洗い出す

ここが投稿の質を決める重要な部分になりますが、意識するポイントは

●この情報だけでペルソナは行動できるか?
●ありきたりな情報になっていないか?
●どんな情報が載っていれば見返そうと思ってもらえるか?
●他の投稿ではなくこの投稿を選ぶ理由が入っているか?
となります。

例えばSTEP5で書き出した4ステップの③塗る順番に対して、ペルソナが抱く疑問点は
●何故塗る順番が大事なのか?
●塗り方を間違ったらどんな問題が出るのか?
になるでしょう。

それに対しての解決策は
●実際に同じ手順でやってみた結果と違う手順で行った際の結果
●間違った塗り方をした際に出てくるリアルなデータを元にした問題点
になります。

そして、投稿を作る際の順番として、重要になるのが「SPIN話法」と呼ばれるものです。
◎Situation=顧客の状態を把握する
◎Problem=顧客が抱えている問題点を洗い出す
◎Implications=顧客に抱える問題の重要性を気付かせる
◎Need-payoff=顧客に問題が解決した先のメリットを認識させる

この4種類の質問を投げかけた後に、売りたい商品を話す事で、実際に商品を手にしてくれるようになります。

また、投稿では「メリット」ではなく「ベネフィット」を伝える事も大事です。

この「ニキビに悩む女性」の場合、ニキビが無くなるというのが「メリット」ですが、その先にはニキビに気にしなくなり毎日鏡を見るのが楽しくなる「ベネフィット」が訪れる。といった感じです。

STEP7:解決策のフォーマットを決定する

インスタグラムの投稿を眺めていると、様々なフォーマットの投稿があり、フォーマットが存在する事に気づきます。

代表的なものが4つです。
◎Before/After
Lその解決策を行うことで、主に視覚的な変化が大きいものに対して使うと有効なものです。

◎OK/NG
Lその解決策を実行する場合としない場合を、四角的に表現したいときに使います。

◎表/チャート化
Lその解決策によって数値として現れる変化を分かりやすく表現したものになります。

◎ステップで表現
Lその解決策の工程がいくつもある場合、分かりやすく見せることが出来ます。

もちろん、これはNSっぽさ(Instagramっぽさ)を出すための施策に過ぎないのですが、好まれる投稿パターンはジャンルによって存在するので、それに合わせる様に工夫していきましょう。

あくまでここで出しているのは一例ですので、自分が育てたいアカウントの競合を調査する事が大事になります。

STEP8:6つの構成要素と文章表現を使いこなす

インスタグラムの投稿コンテンツは「見出し」「詳細説明」「図・写真」の3つの要素で構成されています。

ユーザーは熱心に最初から読んでくれるわけではないので、下記の画像の様にInstagramならではの見せ方を演出した方が良いです。

また、上記画像にもあるように「セリフ」を付けたり、「~自己流はしちゃダメ」の様に体言止めすると効果的です。

箇条書きに表現する事も見やすい投稿を作るうえでは大事になるので、是非参考にしてみて下さい。

STEP9:デザインや言葉選びを調整

こちらの内容は投稿を読んでもらうための表紙の作り方等になります。

細かい内容はこちらのnoteの「投稿画像の表紙」からご覧ください

1-2【Instagram】運用の為のSTEP|ズボラ兄さん|note

以上、バズる投稿の作り方でした。

 

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